文字サイズ
  • 文字サイズを中にする
  • 文字サイズを大にする
MENU CLOSE
キービジュアル

教会だより

「主の道を準備する者」 ルカによる福音書7章24-30節(3/1説教)

 主イエスはバプテスマのヨハネに対して「預言者以上の者」(26節)と言われました。「預言者以上の者」とは、「見よ、わたしはあなたより先に使者を遣わし、あなたの前に道を準備させよう」(27節、マラキ3章1節)とありますように「メシアの先駆け」であるということです。

 ヨハネは来るべきメシアを預言しただけでなく、「この方こそメシアである」「わたしがその靴の紐を解く値打ちもないほど霊的に祝福された方である」と言って、具体的に主イエスを指さし、人々に主イエスを来るべきメシアとして紹介したのです。その意味でヨハネは「預言者以上の者」であり「メシアの先駆け」だったのです。

 しかし、主イエスは「およそ女から生まれた者のうち、ヨハネより偉大な者はいない。しかし、神の国で最も小さな者でも、彼よりは偉大である」(19節)と言われたのです。「神の国で最も小さい者」も主イエスの十字架と復活の恵みは知っているのです。その恵みに徹することができない弱さを持っているのですが、その弱さの中で主イエスの十字架と復活の恵みに頼ることを知っているという点で、神の国で「小さな者」であっても「神の国」の恵みに生きることはできるのです。

 ヨハネは、その主イエスの十字架と復活の恵みを知らないという点で、「神の国で最も小さな者」より「劣る者」であると主イエスは言われるのです。

 そうであるなら、主キリストの十字架と復活の恵みに生きる者、何よりも主キリストの霊的臨在の恵み(インマヌエル)に日々新たに生きようとする信仰者の生き方は、人間のあらゆる生き方の中で最も尊い生き方であるということになるのではないでしょうか。それなら、主キリストの霊的臨在の恵みに日々新たに生きる信仰の歩みに自信と確信をもって励みたいと思うのです。

牧師 柏木英雄